ポリファーマシーとは、単に薬剤数が多いことではなく、
「多剤服用の中でも害をなすもの」
をポリファーマシーと呼びます。
薬物剤数が、多いことで有害事象の増加、服薬過誤、服薬のアドヒアランス低下などの
問題につながります。
何剤からポリファーマシーとするかについては厳密な定義はありま せんが、6剤以上が
ポリファーマシーの目安とされています。
ポリファーマシー対策としてさたけクリニックでは、合剤などを使って服用する薬剤をなるべく少なくなるように努力をしています。
それに服薬をできる限り朝の一回にするように心がけています。
6月から新型コロナワクチンを接種しに来た患者さんに服用している薬の中に
眠剤を飲んでいる患者さんが少なくありませんでした。
寝られない時が、あって他院で薬を処方されそれから何となく飲み続けている患者さんに
対して丁寧に睡眠薬の中止に向けて指導をしたところ、
2回目の接種の時に何人かの患者さんが、
「先生のおかげで眠剤をやめられました!」
という、嬉しいお言葉を頂きました。
これからも合剤などを利用して内服薬を少数精鋭にして患者負担を減らすよう努力していきたいと思います。
『さたけクリニック』
JR大森駅または京急大森海岸駅より徒歩6分。大田区大森の内科・消化器科・胃腸科・肛門科クリニック。