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長嶋さん永眠

  • satake-clinic
  • 5 日前
  • 読了時間: 2分

更新日:4 日前

みなさんご存じの通り6月3日長嶋茂雄さんが永眠されました。

世代的にはドンピシャではなくて僕が12歳の時、学校から帰ってテレビを観ていると


「巨人軍は、永久に不滅です!」


いまなら間違いなく流行語大賞になるであろう名文句を残して引退されました。


展覧試合でのホームランなど数々の記録を残しましたが、特筆すべきは、


僕も生まれていない1958年、長嶋さんは、新人年にこんな成績を残しました。

カッコ内はリーグ順位。

 

130試502打153安(1)29本(1)92点(1)37盗(2)率.305(2)


本塁打と打点の2タイトルに、当時はタイトルではなかったが最多安打、そして打率は.320で阪神、田宮謙次郎に次ぐ2位。あわや三冠王という大記録!

 

投手の場合は、いきなり最多勝や最優秀防御率などのタイトルを取りまくる新人は

まれにありますが、打者で1年目に打撃タイトルを取る例はめったにない。

 

首位打者、本塁打王、打点王の3タイトルに限れば、新人のタイトルホルダーは、この年の長嶋さんと翌1959年の大洋の桑田武が31本塁打でタイトルを獲得した、たった

2例しかないそうです。


その上、長嶋さんは、29本塁打、37盗塁、打率.305、あと1本塁打を打っていれば


「新人でトリプルスリー」


という、前代未聞の記録を22歳にして達成していたとのこと・・


当時は、130試合だったので現在の144試合なら間違いなくトリプルスリーを達成して

いたに違いありません。


長嶋さんについて医学的なことに関しては、


長嶋さんが、脳梗塞を発症した数年後に講演会で聞いた話だと

心房細動という持病を持っていたそうです。


現在ならその心房細動という不整脈は、脳梗塞のリスクが、高いので

抗凝固剤(俗にいう血液サラサラのお薬)を服用して予防するのが、常識になっています。


当時は、まだその不整脈に対する治療法が、確立されていなったので残念ながら

脳梗塞を発症してしまったようです。


医学の進歩が、5年くらい早かったら長嶋さんは、まだ天国に行かずに

済んだかもしれないと思うと残念ですね!





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