奇跡の生還
- satake-clinic
- 3月26日
- 読了時間: 2分
以前ブログで報告した2月26日に駒沢公園で僕が、ジョギングしていたランナーに
心肺蘇生術を行ったその後について報告します。
当日そのランナーが、ジョギング中
「めまいがする・・・」
と、言ってから数秒後に前のめりに倒れました。
倒れた時には、意識がなく呼吸も止まってしまい脈も触れませんでした。
すぐさま僕が、人工呼吸を行って友人が、心臓マッサージを根気よく続けて
数分後くらいに親切な若いランナーが、公園にあるAEDを持ってきてくれました。
AEDを装着してボタンを押しましたが、心臓が、動いていなかったので
AEDは、作動しませんでした。
再び人工呼吸と心臓マッサージを再開して2回目か3回目でAEDが、作動して
心拍が、再開しました。
その後も心肺蘇生術を継続して10分前後で救急隊が、到着!
人工呼吸からマスクにて呼吸を補助してストレッチャーに乗せたところで
救急隊の所持していた気管内挿管セットを使って僕が、気管内挿管(20年ぶりかな)
を行いました。
そして駒沢公園通りに停車している救急車まで付き添いました。
救急車の中で搬送先を探している間に血圧も触知して自発呼吸も出てきて血中酸素濃度も
100%とバイタルサインは、安定していました。
そして救急車にて昭和大学の救急救命センターに搬送されました。
その後は、救急救命センターに数日いてから順調に回復されて一般病棟へに移って
様々な検査を受けて今後のために予防的な処置を受けて3月22日に無事退院されました~
ネットで改めて救命処置の救命率と社会復帰率を調べてみたところ

実際、意識を失ってから1分以内に救命処置を行っていますから救命されたのは、
当たり前ですけど社会復帰できるのは、全体で8%というのは、予想以上の低い数字です!
もちろん彼は、4月から徐々にお仕事復帰するようですからホントよかったです!
お礼を言うために日曜日のジョギングクラブの例会に元気に顔をだしてくれました。

しっかりと事前準備したスーパーマンTシャツを着て記念写真をパチリ!
人助けできてホントよかったです!
医者になった甲斐があったかもしれませんね!